学習塾の存在意義は、「塾に通いたい」と子供が自ら思うこと。

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前提として、基本学習塾というものは過半数の子にとって「行きたくない場所」である。

逆に言えば「あの塾・あの先生なら通いたいです!」と子供に思わせることができれば勝ちであり、そんな生徒を増やすのがリアル塾が生き残る唯一の道である。

「勉強したい」と言う子供に対して「やめなさい!」と止める親はこの世にいないから。

【追伸】
学習塾が保証できることといったら、この「塾に行って勉強するやる気」ぐらいだと思う。

現役の塾講師としてこういう発言は危険だけど、学習塾は成績・合格を保証できない。

その手の保証を謳う学習塾の資料には、虫眼鏡が必要なほどの小さな文字で

「週○○時間以上塾に来て、○○時間勉強して、欠席はゼロでないと保証対象外になりますよ」

と書かれていることが大半だ。

その上、いざという時になると

「こうこうこういう理由なので、保証の対象外ですよ」

という説明を延々とされる。

まるで一昔に

「できるだけ支払う保険金を最小限に、可能ならゼロに」

を地で行って炎上した生命保険会社の損害調査部のようだ。

これはちゃんと調べれば絶対に分かる。

塾講師として一つ補足させてもらうとするならば、

それこそ学校のように週5・一日6時間授業ができるのならともかく

一科目あたりマックスでせいぜい週数回・一日数時間授業しかない塾が

成績保証をするなんて無理である。

塾以外にいる時間が長すぎるからだ。

これは英会話教室なんかも同じであり、

「返金保証」を謳う教室の「返金条件」は驚くほど厳しい。

「そこまでやって成果が出なかったら、それは流石に教室側の責任だよね」

というレベルでないと返金なんてしてくれない。

おっと、つい話しすぎたかな。

【追伸の追伸】
どうせリアル塾を使うのなら、

「あの塾ならお金を払ってでも通いたい・通わせたい」

と思える学習塾を選びましょう。

それ以外は全て失敗です。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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