塾側から見ると、生徒が宿題をやってこないのは一つの危険信号でもある。
あまり続くようであればそれは退塾の兆候だからだ。
宿題をやってこない原因は「そもそも授業の内容を理解していない」「人生における勉強の優先順位が下がっている」のどちらかないしその両方であり、前者は満足度に、後者は継続率に直結する。
【追伸】
入塾から一貫して宿題は一切やらないけど
授業は積極的に参加するしテストの成績も悪くないような子もごく稀にはいるんだけど、
これまで真面目に宿題をやってきていた子が突然パタっとやらなくなるのは危険信号だ。
大方のパターンとしては体育祭や文化祭・合唱コンといった学校のイベントを
きっかけとしてちょうど良い言い訳として使って、
それらのイベントが終わった後も一向に宿題が出てこない…というものだ。
私自身の直接の経験から言えば、なんだかんだ今日は
「子供の意思で通わせています」「子供の様子を見守ります」という生徒の方が割合で言えば多い。
(もちろん「親が強制的に通わせる」という場合もあるが大抵そういう子は入塾当初から宿題をやらない)
つまり子供が「もう行きたくないな」と感じたらそこでアウトという意味である。
実際にはそこまで露骨でなくとも、
「塾に行くぐらいだったら家でテレビを見ていたいな」
「宿題を一生懸命するぐらいだったらゲームの周回を回していたいな」
というのを感じ始めた・匂わせ始めた時点でかなり危ない。
通常状態であれば、そう感じることはあっても「塾よりも」とはならないからだ。
(塾も頑張ってゲームも頑張ろうとするのが平常運転)
そうならないようにせめて、
「勉強は大変だけど、あの先生の話だったら時間とお金を払ってでも聞きに行こう」
「ゲームも楽しいけど、たまにはあの先生の授業が受けたい」
と思われるような塾講師でありたい。
…筆者、透佳(スミカ)
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