水のような講師。

優れた塾講師の条件とは何か。

「難関校の合格実績を出すこと」ももちろんあるが、ではなぜ難関校合格者を輩出できる講師とできない講師がいるのか。

現時点での私の結論は、「この生徒にはこの言い方・この教え方が合うからこうやって教える」「A君には厳しく声がけするけど、Bさんには励ますようフォローする」といったように人や状況によって水のように変化適応できる講師が優れた講師である。

【追伸】
一言でまとめるとバリエーション。

教え方・教える知識が一通りしかない講師は

その教え方が響かない生徒に当たった瞬間ゲームオーバーである。

それに対して、目の前の生徒に応じて常に変幻自在に変われる塾講師は

一人一人の生徒に合わせて適切な指導ができる。

もちろん知識や経験の問題でもある。

だが私はこれはプライドの問題の方が大きいと思う。

「俺は今までこの方法でやってきたんだ」

というのを一瞬で捨てれるかどうかが分水嶺だと思う。

【追伸の追伸】
「生徒によって違う対応をとると生徒が混乱します!」

「人によって対応の仕方を変えるのは失礼です!」

という人は悪いことは言わないから、幼稚園からやり直した方がいい。

その理屈でいうとローマ法王にさえタメ口になったり

3歳児にも超気を使った敬語を使ったりするのだろうか。

前者は単なる無礼者であり、後者は慇懃無礼と呼ばれる。

人によって対応を変えるのが大人の処世術でありマナーである。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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