努力よりも、才能。

圧縮 - 3 lines

塾講師としては極めて危険な発言をしよう。

勉強をしっかりして成績が伸びた子よりも、勉強を全くせずに成績が伸びた子の方が社会に出たら格上である。

勉強をしないで伸びたということは、勉強したらもっと伸びるからだ。

【追伸】
こういう話をするとすぐに、

「じゃあ宿題なんてやらなくていいんですね!」

と間違った方向・ラクな方向に解釈する

ドンマイ君・ドンマイちゃんが多いから手に負えない。

「勉強を全くせずに成績が伸びる」ということは、

学校の授業を聞いているだけで内容を全て理解し

教科書をザッと一瞥するだけでその内容を全て暗記するということだ。

にわかには信じられないかもしれないが、こういう子は実在する。

つまりは生まれながらにして学業の才能があるということだ。

無論、勉強はしないよりはした方が断然いいが

したとしてもその時間を極限まで圧縮できるのがこの手の天才タイプだ。

翻って、あなたはどうだろうか。

「私は天才かな、凡才かな」と迷った人は1000%凡才だ。

天才はそういう時に一切迷わない。

「オレは宇宙に選ばれた天才だ」

というのを骨の髄まで完璧に信じ切っているのが本物の天才だ。

そうでない子は、凡才らしく素直に勉強していればそれでよろしい。

心配しなくても、凡才は凡才として一生懸命努力して結果を出せば

その才能にふんぞり返っている天才ぐらいは余裕で抜かせるから。

【追伸の追伸】
偉さ・ランクを上から並べると、

  1. 勉強をせず、成績が伸びる子
  2. 勉強をして、成績が伸びる子
  3. 勉強をせず、成績が伸びない子
  4. 勉強をして、成績が伸びない子

4つ目に勉強を「している」子を置いている点に着目してもらいたい。

つまり、

結果が出なければ努力なんかしても無意味だと言いたいのだ。

こういう子に限って

「私はちゃんと勉強しています!」

とふんぞり返っているから困る。

勉強しているのが偉いんじゃなくて、

その結果成績が伸びたり、何かを生み出したり、周りの人を幸せにしたりと

勉強によって何かしらの結果を出しているのが偉いんだよね。

確かにプロセス(過程)は人生に置いて極めて大切だけど、

それ自体を評価してもらおうとするのは極めて醜い。

皆勤賞が唯一の取り柄である人間にろくなヤツがいないのと一緒だ。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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