補習塾は個別指導であるべきだ。
進学塾は集団授業であるべきだ。
補習が必要なレベルの子を集団授業に入れるのは虐待だし、進学塾が相応しいレベルの子を個別指導に入れるのも虐待である。
【追伸】
前者はすぐに分かるだろう。
では後者の「個別に向いていない子もいる」とはどういうことなのか。
個別指導の特徴の一つは同じ空間で勉強している空気が伝染しやすいということだ。
もう少しストレートに表現すると、
集団授業ではレベルが違いすぎて同じ教室に座ることがあり得ない生徒同士が
隣同士に座ることがあり得るのが個別指導塾なのだ。
それが上のレベルの子にとっては悪影響になることがある。
これは中々のタブーだが。
例えば、現時点で勉強ができない子というのは勉強以外の話題が多い。
放っておくとすぐにゲームやアニメ・漫画・ゴシップの話をし始める。
それらに影響されて勉強ができる子の勉強時間ややる気が削がれる可能性はゼロではない。
まだ10代の子に「他人なんて一切気にするな、影響されるな」というのは酷だ。
ただでさえ思春期だ。
そもそも大の大人でも難しい。
ダメな人というのは全てがダメである結果としてダメになったのであり、
そういう人には近づくだけでダメな空気が移ってしまう。
「影響されないようにする」と一生懸命頑張ろうとするのではなく、
最初から頑張る必要がないような環境を用意してあげることだ。
…筆者、透佳(スミカ)
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