もし勉強を「役に立つから」という理由でやるのなら、学校で学ぶことの9割以上は将来の生活で2度と使わないだろうから「役に立たない」。
そうではなく、「この世で一番好きというほどでもないことを、一定の集中力と持続力を持って習得して結果を出す」という経験・体験をするのが勉強だ。
「何かを学んでそれを発揮する」というのは、まさに仕事・労働である。
【追伸】
一言で言うと、学校の勉強というのは社会人として働く前段階の準備のようなものだ。
もちろん、勉強ができるからといって仕事ができるわけではない。
だが、仕事ができる人はやっぱり勉強ができた人だ。
率直に申し上げて、勉強が全くできない人が就ける職業は肉体労働しかない。
勉強ができない人は「自分の頭で考える」という習慣がないから、
例えば営業職のような
「どう話せば売れるかを自分の頭で考える必要がある仕事」
は総じて絶望的である。
そうなると、100%人が指示を出してくれて
それに対して何も考えずに「はい!」と従っていればお金がもらえるような
単純作業の類の仕事にしか就けなくなってしまう。
「人気の職業ランキング」に毎年コンスタントに載るような憧れの職業は、
やっぱり何らかの分野での勉強・研究・教養が不可欠になる。
自分の頭で考えることができない医者はいない(というか免許が取れない)。
自分の頭で考えることができないYouTuberは1億年たっても再生回数が伸びない。
自分の頭で考えることができないスポーツ選手は100%周りの言いなりになって沈む。
大人が異口同音に「勉強しなさい」と子供に言うのは、
そうしないと将来ろくな仕事にありつけないからなんだね。
…筆者、透佳(スミカ)
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