Learning:孤独になると、チャンスを与えてもらいやすくなる。

孤独の留学

海外留学で成功するためには、声をかけられることが欠かせない。

「○○君、今からちょっと見にこない?」

と声をかけられて、

「はい!行きます!」と即答することである。

「○○さん、今週末○○に来れる?」

と声をかけられて

「はい!行けます!」と即答することである。

英語力にも現地での情報収集能力にも限界がある留学生は、

自分で掘り当てられるチャンスの質量にどうしても限界がある。

つまりチャンスを誰かに与えてもらう必要があるのだ。

私自身の留学生活を振り返ってみても

インターンも、論文の発表会も、交友関係も全て

ふと声をかけられたことがきっかけだった。

もしあの時、あの瞬間に声をかけられていなかったら

私はきっと上のどれにも加わっていないだろうし、

留学生活も随分と違ったものになっていたであろう。

もちろん自分の方から声をかける積極性も大事だが、

向こうから声をかけられるということは

誘っているのは向こうなのだから成約率(?)が高くなる。

より新しい出会いに結びつきやすいのだ。

声をかけてもらうためにはコツが一つある。

それは一人で行動することだ。

人数が沢山いればいるほどいいパーティーの数合わせや

「日本人なら誰でも」といった場合は話が別だが、

基本的に声は一人にかけて、一人を指名するものである。

「人数がいればいるほど助かる」というのは

潰れそうなクラブかネットワークビジネスぐらいのものであり、

声をかける側は常にピンでの指名を望んでいるのだ。

これは声をかける側の立場になってみれば絶対に分かる。

スポーツ分野に興味があるA君を指名したいのに、

その取り巻きのB君とC君に

「ついでに私たちもいいですか」などと言われても

そのポジションは一つしか用意していないから迷惑なのだ。

その分野で論文を書いているAさんを指名したいのに、

その取り巻きのBさんとCさんに

「ついでに私たちもいいですか」などと言われても

BさんとCさんには用がないのだから迷惑なのだ。

ここでハッキリと

「私はAさんだけに声をかけているんです」

と声に出して言ってしまう人もアメリカ人の中にはいるが、

そうでない場合は

「グループに声をかけると面倒くさいからやめておこう」と

誰にも声をかけられなくなってしまう。

特に留学生同士は仲が良くて群がっていることが多い上に

「なんでAさんが良くて私がダメなんですか」

「友達と相談してじっくり考えます」

なんて言い出すから尚更だ。

一人で行動していたらより気軽に声をかけられていたかもしれないのに、

群がっているというだけで「この人はいいや」と避けられてしまう。

これはとんでもないチャンスロスである。

より下世話な話をすると、

あなたが仲間内で群がって行動した場合は

与えられたチャンスを人数分で均等に割らなければならない。

そうしないと「独り占め」「あなただけズルい」と足を引っ張られるからだ。

それに対して、

最初から一人で行動してしまえばチャンスは全てあなたのものだ。

誰かに遠慮するする必要もないし、0秒で飛びつくことができる。

孤独になるだけで、チャンスの頻度も量も最大化できるのだ。

 

…筆者、透佳(スミカ)

『孤独の留学』特設ページ(目次)はこちらから

コメント

タイトルとURLをコピーしました