仕事柄、「オレ、学校の英語は『5』なんで」と意気揚々に入塾してくる子の指導にあたったことが複数回ある。
こんなことを面と向かって言うと確実に炎上するが、「え!こんなカスでも『5』取れるの!?」と思わされたことは一度や二度ではない。
学校の内申点が5だった程度で自分は全知全能であると思い込むのは、世界が狭すぎる。
【追伸】
内申点を稼ぐために一番重要な要素は学力じゃないからね。
確かにないよりはあったほうがいいけれど、
それよりも重要なのは(言葉を選ばずに言えば)いかに先生に媚びるかだ。
より厳密に言うと、いかに先生に媚びている「演技」ができるかが勝負である。
こんなことはまともに教育業界に携わったことのある人間なら全員知っている。
いくらテストで満点を取ろうが、宿題をコンプリートしようが、嫌われたら終わりだし
いくらテストで振るわなかろうが、宿題をサボろうが、好かれたらセーフである。
「そんなのおかしい!」と声を荒げている場合ではない。
社会人になったらこれがもっと露骨になるのだから。
結局、嫌いな人間と好きな仕事をするよりも好きな人間と嫌いな仕事をしたいのだ。
【追伸の追伸】
その辺の公立中学校が時速40キロの道路だとすると、
最難関高校に入ろうとまともに勉強している人は高速道路の100キロオーバー。
何も共通点はないし、生きている世界が対極すぎる。
学校での優等生の延長線上に合格はない。
その程度で勝ち取れるのはせいぜい偏差値60が限界だ。
今回もしっかり言い切ったからね。
…筆者、透佳(スミカ)
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