「『インプット』と『アウトプット』って、要は何なんですか?」
ないものは出せない・予め中に入れておいた以上のものは出せないという本質だけ抑えておけばいい。
何かをスピーチするためには事前の仕込みが必要であり、何かについてエッセイを書くためにはそのテーマについての知識や経験が欠かせないというように。
【追伸】
これは英語学習のみならず全てにおいて言えることだが、
何かを「出す」ためには出すものを予め「入れておく」必要がある。
これは自然の摂理でもある。
何もないところから突然新しいものが出てくることは絶対にない。
これを英語学習について話すと、
2種類存在するアウトプット(ライティングとスピーキング)はどちらも事前の仕込みが不可欠だ。
ライティングは単語、文法、構文、書くテーマに関する予備知識、情報源、論理的思考、etc。
スピーキングは単語、文法、構文、発音、状況判断、リスニング、etc。
何も準備していない人が突然作文は出来ないし、ましてや話すこともできない。
これは英語ではない、全く馴染みのない外国語で考えればすぐに分かる。
例えば私たちが全くゼロの状態からエスペラント語をマスターしたいとして、
いきなり「会話すればどうにかなる」「とにかく書け」なんてやり出す人はいないはずで
ほぼ確実にまずは必須単語・文法・最低限の初歩と基礎を頭に叩き込むことを最優先するはずだ。
その初歩と基礎に当たる部分がインプットであり、
それらを使って応用するのがアウトプットである。
【追伸の追伸】
「もうインプットは十分にやった!大切なことは短期間で重点的に話しまくることだ!」
という論法になったのがここ5年くらいの英会話教室業界だね。
最もそれはもう既にインプットが万全に近い状態の人に限りという特大の注釈がついていて、
学生時代の英語がすっかり頭から吹っ飛んでいる人は
やはり愚直に最初のインプットからやり直す他ないんだけど。
…筆者、透佳(スミカ)
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