一度目は流して、二度目は叱る。

特に初見のような問題の場合、現状の力で解けないものは仕方ない(分からないものはどうあがこうと分からない)。

だが、以前に間違えてしまった問題の類題が登場してそれに答えられないのは問題である。

初見が解けるかどうかはセンスの問題だが、再戦が解けるかどうかは復習や反復といった日頃の習慣の集大成だからだ。

【追伸】
最初の一球を思いっきり空振りするのは別に責められない。

だが、もう一球同じような球が来た時に

また同じように空振りしてしまうのはそれこそ日頃の意識の問題である、という話をしているのだ。

私も授業をしていて「知りません」「分かりません」と生徒に言われたらあっそう、と流すが

「忘れました」「前にもやったのに」と言われたらスパッと叱るようにしている。

【追伸の追伸】
ちなみにこの対極として、

一度目の失敗にキレて二度目の失敗にはブチギレる指導者は最悪である。

それを繰り返していると誰にも話を聞いてもらえなくなってしまう。

実際にはそんなハズレの講師が少なくない割合で跋扈しているわけだが。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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