大前提として、勉強したくない子に勉強を強制するのは無駄である。
これは塾講師としてお金を貰って数々の生徒を教えた経験をしても変わらない。
「そこまで無理して勉強しなくても…」とは口が裂けても言えないが喉元まで出かかっている。
【追伸】
よく「やる気がない子に勉強させるにはどうすればよいか」という議論になるが、
私はあれら全て意味がないと思っている。
やる気がないなら無理してやらなくていい。
この世に「やらなければならない」勉強など一つもないのだから、
というのが答えである。
やりたくない子に向かって勉強を強制するのはただの拷問であり、
学習効果がないどころかその子は強制してきた人を漏れなく恨むようになる。
勉強は断じて強制してはいけないのだ。
歴史的に見れば学問は貴族・権力者の特権であり
奴隷は絶対に教育なんて受けられなかった。
それが近代化されて、「誰でも勉強できますよ」となっただけの話だ。
勉強できるというのは本来とてもありがたい話なのであり、
そのありがたみが分からない以上無理に勉強する必要はない。
否、してはいけないのだ。
義務教育ですら「受ける義務」ではなく「受けさせる義務」であり、
親御さんが子供を学校に通わせるのが義務だというだけだ。
子供が学校に通うのが義務であるとは一言も言っていない。
子供が行きたくないのなら行かなくていいし、勉強なんて一切しなくていい。
「あの時もっと勉強しておけばよかった…」
と年老いてから後悔しても、それはそれで人生だと思う。
筆者、透佳(スミカ)
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