真面目な人ほど、「真面目」に逃げてはいけない。

圧縮 - 3 lines

真面目なのはもちろんいいことだ。

だが、「私は真面目にやっているから大丈夫」と真面目であることを自ら自慢し始めると一気に厄介になる。

大切なのは真面目さそれ自体ではなく、その真面目さを活かしてあくまでも結果・成果を出すことだから。

【追伸】
学校や塾には必ず、

「真面目にやっているんだけれども伸び悩んでいる子」

というのがいる。

学生に限らず社会人にもこの手の人は一定数いるだろう。

こういう子を救うのが塾講師としての大事な務めの一つでもある。

私が知る限り、この手のタイプは

以下2ついずれか、または両方の課題を抱えていることが多い。

  • 初歩・基礎を「しっかり」学んできていない
  • 初歩・基礎をそもそも一回も学んでいない

そう、いずれも初歩・基礎の範疇なのだ。

疑問文の語順がバラバラになってしまう。

主語・動詞をしっかり書くことができない。

単語のスペルを間違ったまま覚えてしまった。

これではザルで水をすくっているようなものだ。

せっかく一生懸命すくっているのに、

その手に持っているものに不備・漏れがあるのだ。

この「漏れ」を埋め合わせてあげることが大切である。

しっかり文法の基礎を習う。

問題の解き方・考え方をしっかり習う。

単語の勉強法をしっかり習う。

この手のやるべきことをしっかりやるようにすれば、

真面目な子はそれこそ一等地を抜く可能性がある。

(コツコツと机に向かって努力できるから)

だが、この矯正は一刻も早くやった方がいい。

「なんでこんなに真面目にやっているのに…」

と自分を疑い始めたらもう手遅れだ。

その唯一の強みすらも奪われてしまう。

「私は真面目にやってこれなのに、なんであの子は…」

となってしまったらもう目も当てられない。

だからこそ、

「真面目なんだけど中々報われない子」というのは

学習塾という選択肢がピッタリはまるタイプなのだ。

 

…筆者、透佳(スミカ)

コメント

タイトルとURLをコピーしました