真面目なのはもちろんいいことだ。
だが、「私は真面目にやっているから大丈夫」と真面目であることを自ら自慢し始めると一気に厄介になる。
大切なのは真面目さそれ自体ではなく、その真面目さを活かしてあくまでも結果・成果を出すことだから。
【追伸】
学校や塾には必ず、
「真面目にやっているんだけれども伸び悩んでいる子」
というのがいる。
学生に限らず社会人にもこの手の人は一定数いるだろう。
こういう子を救うのが塾講師としての大事な務めの一つでもある。
私が知る限り、この手のタイプは
以下2ついずれか、または両方の課題を抱えていることが多い。
- 初歩・基礎を「しっかり」学んできていない
- 初歩・基礎をそもそも一回も学んでいない
そう、いずれも初歩・基礎の範疇なのだ。
疑問文の語順がバラバラになってしまう。
主語・動詞をしっかり書くことができない。
単語のスペルを間違ったまま覚えてしまった。
これではザルで水をすくっているようなものだ。
せっかく一生懸命すくっているのに、
その手に持っているものに不備・漏れがあるのだ。
この「漏れ」を埋め合わせてあげることが大切である。
しっかり文法の基礎を習う。
問題の解き方・考え方をしっかり習う。
単語の勉強法をしっかり習う。
この手のやるべきことをしっかりやるようにすれば、
真面目な子はそれこそ一等地を抜く可能性がある。
(コツコツと机に向かって努力できるから)
だが、この矯正は一刻も早くやった方がいい。
「なんでこんなに真面目にやっているのに…」
と自分を疑い始めたらもう手遅れだ。
その唯一の強みすらも奪われてしまう。
「私は真面目にやってこれなのに、なんであの子は…」
となってしまったらもう目も当てられない。
だからこそ、
「真面目なんだけど中々報われない子」というのは
学習塾という選択肢がピッタリはまるタイプなのだ。
…筆者、透佳(スミカ)
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