学校の定期テストの時期になると、公式・非公式含めて様々な場所で「勉強会」が発生します。
丁寧な学校になると学校自ら「定期テスト対策勉強会」を設置しますし、
先述した「学校テストのプレテスト」は補習塾にとって一大イベントです。
それに加えてこの時期は部活動も中止になるので、あちこちで
「一緒に勉強しよう」「分からないところがあるから教えて」
と仲の良い生徒同士で集まって勉強することが多くなる時期でもあります。
ここであなたが真剣に結果を出したいと思っているのなら、以下のことを必ず守ってください。
それは、大人が一切絡んでいない「勉強会」には絶対に参加しないことです。
絶対です。
どんなに仲が良かろうと、どんなに頭が良かろうと、生徒同士の勉強会に参加してはいけません。
シンプルに先生や講師よりも教えるのが下手だからです。
ごく一部の例外を除き、「この子は人に教えるのがうまい」といっても
それを本職としている先生や講師より上ということはありません。
それどころか間違って覚えている場所をそのまま別の子に教えてしまいます。
「こんなことも分からないの？」と平気で言ってしまう可能性もあります。
教えてもらうことを目的に勉強会に参加するのなら、大人に教えてもらうべきです。
その方が安全かつ、精神を害する可能性も低くなります。
また、仲の良い（そしてすごく勉強ができるわけではない）生徒との勉強会は最悪です。
勉強しないからです。
20分〜30分もすれば必ず誰か一人の集中力が落ちて、それに釣られて残り全員の集中力が落ちます。
いつのまにか漫画やゲームの話になっていて、鉛筆が止まってしまいます。
気が付いたら鉛筆なんて放り投げて、一緒に漫画を読んだりゲームをしたりし始めます。
オブラートに包んでお伝えすると、
現時点で勉強ができない者同士が群れて勉強会をしても良いことは一つもありません。
悪いことならいくらでも列挙することができます。
勉強にならない。
疲れる。
時間も取られる。
場合にとってはムダなお金も使ってしまう。
何一つ良いことがないのです。
「勉強会」という名目のもと、ただ単純に集まって遊びたいだけなのです。
これに参加した上で、現地で断固として断って一人そこで黙々と勉強するのは中々の勇気が求められます。
実際にはそんな根性のある学生は皆無でしょう。
だったら最初から参加しないに限ります。
これはこっそり呟いておきますが、
現時点で勉強ができない子に限って「勉強会」が大好きですし、
現時点で勉強ができる子に限って「勉強会」は避けて一人で勉強しようとします。
こんなところでもまた一つ差が開いてしまうのです。
子供を持つ親御さんも、
「今度○○君たちと一緒に勉強するんだ」と子供が言い出したら危険信号です。
体を張ってでも止める価値があります。
…筆者、透佳(スミカ)
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