Management: 筆記用具は最新・最先端のものを複数揃える。

努力なんていらない。塾講師が教える最短で最高の結果を出す方法

この項でまず伝えたいことは、勉強用の文房具でケチるのだけはやめた方がいいということです。

確かに小学校入りたての1年生であれば

「壊されるといけないから」「これなら失くしたりしてもいいから」と

安くていくらでも取り替えのきく鉛筆と消しゴムで揃えるのも分かります。

ですが受験期になってもそれがずっと続くのは問題です。

マークシートなど、鉛筆の方が向いているという場合を除き

基本的に入試においては鉛筆は厳禁です。

現地で鉛筆を削るのが手間である上に、そもそもできない可能性が高いからです。

その上、いちいちここで強調することではありませんが

平均すれば書き心地は鉛筆よりシャーペンの圧勝です。

鉛筆の硬いグリップを何時間も極限状態で握っていると集中力が切れます。

指先の痛みに意識がとられて、普段では絶対しないようなケアレスミスを犯します。

そういったことは絶対に避けなければなりません。

私の知る限り、大人は硬いグリップのペンに抵抗がありません。

ボールペンで筆記することに手が慣れているからです。

ですが中学生〜高校生は、一番使用頻度が高いのはボールペンではありません。

鉛筆ないしシャーペンです。

大人ほど筆記に慣れているわけでもありません。

「硬いグリップは苦手」「ずっと書いていると手が痛くなる」

というのも圧倒的に学生の方が多いです。

ここで大人が「そんなの気にするな」「我慢しろ」と言ってはいけません。

学生にとっては大いに気になるのです。

そこで踏ん張って我慢すると集中力が下がります。

そうならないためにも最新・最先端のシャーペンで揃えることです。

こればかりは大型書店などで半日かけて探す価値があります。

一本何千円もするようなものだと逆に緊張しますから、適正価格のものが良いです。

一本500円あたりが目安です。

今はソフトグリップで高性能のシャーペンがいくらでもあります。

ぜひ実際に手に取ってみて、自分にとって最高の一本を見つけましょう。

ここまでは既に実践している学生も多いでしょう。

本題はここからです。

大切なのはお気に入りのシャーペンが見つかったら3本まとめて買うことです。

2本目と3本目は、1本目が壊れた時用の予備として大事にとっておくのではありません。

3本全てすぐに使える状態で筆箱に突っ込んでおくのです。

シャーペンが1本しかないと、その1本が壊れたり詰まったり落としたりしたらアウトです。

普段の勉強中ならともかく、それが受験本番中であれば文字通り詰みます。

では2本あれば良いかと言えば、片方が壊れた瞬間に

「もう片方も壊れたらどうしよう」という緊張感が生まれます。

その結果手が滑ったりケアレスミスをしたり、普段ではやらないようなことをします。

ですが、3本を万全の状態にしておけば1日で全部壊れることはそうはありません。

1本壊れたとしても、その日の終わりに取り替えるまでに余裕があります。

4本以上入れるとそれはそれで筆箱が重くなる上にスペースがとられます。

3本が適正なのです。

私の知る限り、「この人はデキるな」という生徒は

試験が始まる際にメインのシャーペンを3本机の上に置きます。

メインのシャーペン1本と、それに比べれば性能が劣るサブの2本ではありません。

3本全てエースで揃えることが重要なのです。

どれを使っても同じ書き心地である上に、なんといっても安心感が違います。

「これだけ準備してあれば大丈夫」という自信が芽生えます。

これを読んでハッとした方は、早速自分の筆箱の中身を見直してみましょう。

 

…筆者、透佳(スミカ)

『努力なんていらない。塾講師が教える最短で最高の結果を出す方法』
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