学習塾での授業単価は安いものでもまあ5千円、それなりのものなら授業一回で1万円を越えてくるだろう。
これは換言すれば、5千円や1万円で買える書籍やその他情報に負けていたら本来お話にならないということである。
一つの授業につき最低3つは「そうだったのか!」という発見や驚きを見つけられなかったらコスパ最悪。
【追伸】
だが現実問題として、単に情報や知識を教えるだけなら書籍には絶対に勝てない。
情報や知識を漏れなく間違いなく羅列するためにあるのが書籍という媒体なのであり、
それに生授業で対抗しようと思っても情報全てを正しく伝える時間がないからだ。
つまり単に情報・知識を伝えるだけで終わってはいけないということになる。
そこで例えばポイントを絞って
「本とか教材にはいろんな情報が載っているけど、要は大切なのはここだけだよ」
と話してあげれば差別化することができる。
「大抵の本や教材には書いていないけど、実はこういう間違いをする生徒が多いんだよ」
と塾講師として得られる生の一次情報で攻めるのも一つだ。
「具体的な過去問やその対策ではなく、色んな学校の入試で使えるノウハウを身につけよう」
という切り口でいけばより多くの人が食いつく。
学習塾のライバルは他の学習塾ではない。
5千円〜1万円ないしそれ以下で購入・閲覧できる情報媒体全てが相手なのだ。
そういった視点が持てない塾講師はあっという間にガラパゴス化して
ちょっとでも優れた講師や媒体の存在に生徒が気づいた瞬間にご臨終。
しかもご臨終している講師より優れた存在の方が値段が低かったりするんだから尚更。
…筆者、透佳(スミカ)
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