挨拶できない子は、成績が悪い。

「挨拶できない若者はダメだ」のような昭和のオヤジ論をぶち込みたいのではない。

概して挨拶ができない子は生活習慣・身の回りが総じて乱れており、その結果として学習態度も乱れている傾向が強いのだ

挨拶ができない→やるべきことができない・気配りができない→勉強ができない。

【追伸】
「全く挨拶なんてできなくても仕事ができればいい」

のような思考の人がいるが、99%の人間にそれはあてはまらない。

なぜならそもそも挨拶が仕事の一部だからだ。

特に大半の人(サラリーマン)は集団の一部として・集団の中で働いているだろう。

そこで気持ちのいい(とまではいかなくても普通の)挨拶ができる人と

全く挨拶ができない・しようともしていない人のどちらにあなたは好感を持つだろうか。

言うまでもなく前者である。

前者のような人と仕事がしたいと思うし、

前者のような人をより応援したいと思い、

そしてより下世話な話をすると前者のような人を依怙贔屓したくなる。

それが人情というものである。

さて学生の話だった。

99%の人にとって、勉強とは誰かに教えてもらう必要があるものだ。

そうである以上、教師役の人間には嫌われるよりも好かれた方がいい。

「教師たるもの全ての生徒に平等に接し、平等に教えるべきだ」というのは建前だ。

本音の部分では、教師・講師という生き物は生徒を露骨に依怙贔屓するものである。

自分の好きな生徒にはより力をいれて教えたくなるし、

自分の嫌いな生徒にはより適当に済ませたくなる。

あなたはこれを読んで「けしからん!」と怒り心頭に発している場合ではない。

あなたも自分の好きな上司やお客様が相手だったら気持ち良く仕事ができるし

より頑張って仕事してあげようと思うだろう。

逆に自分の嫌いな上司やお客様が相手だったら気分が悪くなるし

少しでも早くこの時間が終わって欲しいと思うだろう。

私が言っているのはそういうことである。

【追伸の追伸】
まあ学生の場合は「自分から挨拶ができる子」というのは稀だから

基本は講師の方から「こんにちは」と挨拶をすることになる。

これで「こんにちは」と返ってくる生徒は概して平常だが、

聞こえないふりをして下を向いたままスルーする生徒は概して重症である。

そういう生徒に限って宿題を忘れたり、

やっていたとしてもロクに取り組んでいなかったりするものなのだ。

私が知る限りこの法則はほぼ的中する。

挨拶が全く返ってこない子というのは何かしらの問題児である。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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