究極はその土地柄・そこに住む人の気分や気質で決まる、というのが結論だ。
模範解答として、一般名詞を含まない固有名詞はtheが要らないのが原則である。
日本語にも「ザ・〇〇」というコピーがあるがそれと同じように、つけなくても良いところをそのままつけずにそっとおくか・敢えてつけることに価値を見出すかの国民性の差であるということだ。
【追伸】
以下、英語学習マニアに向けて。
固有名詞(誰かが名付けた、世界に一つの名前のこと)にはtheをつけない。
(例えば人の名前・国名・地名・商品名…etc.)
だがその内、theを「つけた方が通常・好ましい」パターンが3つある。
- 一般名詞を使っている場合
- 範囲が広い場合
- 単なるカッコつけ・ブランディング
①に関して、例えば私の母校であるThe University of Southern Mississippi(南ミシシッピ大学)は当然固有名詞だから本来theは不要だ。
だが、こういった「元々一般名詞だったもの(この場合はUniversity)を固有名詞にしているもの」はtheがつくことが多い。
the museumしかりthe Pacific Oceanしかり。
次に②、the Alps(アルプス山脈)などの「指し示す範囲が極めて広い、または範囲の境界線の定義が(広すぎて)困難」なものはtheをつけるようだ。
Tokyo Bay(東京湾)などにtheがつかず、大西洋(the Atlantic)にtheがつくのは一応これで説明し切れる。
③に至ってはもう訳が分からないが、「私たちは世界に一つ・特別な存在ですよ」という箔をつけるためにtheをつける。
(theは元々「共通認識」という意味があり、100人いたら100人同じものを指す場合にtheをつけることができる)
好例はリッツ・カールトン。
英語にするとThe Ritzだ。
これこそ名前なのだから本来the不要ではないか。
これは戯言だが、私が「透佳」ではなく「ザ・透佳」と自己紹介しているのと何ら変わらない。
そこを敢えてtheをつけて「皆の共通認識ですよね」と認識させる狙いがある。
③がある以上、究極はなんでもアリになってしまうのだ。
言語を使うのが人間である以上、最後は人間の気分に委ねられてしまうのは避けられないのだろうか。
…筆者、透佳(スミカ)
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