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「広く浅く」はウソ?アメリカ大学留学「教養学部」の長所と短所

time 2018/02/16

「広く浅く」はウソ?アメリカ大学留学「教養学部」の長所と短所

 

どうも、こんにちはスミカ(Rick)です。

今回は、筆者自身の現在の専攻でもある
教養学部』がテーマとなります。

日本的な言い方をすれば、教養学部教養学科
英語ではLiberal Studiesと呼ばれます。

近年、日本でも注目を集めている
リベラルアーツ・カレッジ(Liberal Arts College)とは、
いわゆる総合大学(University)と違って
この教養学のみを扱っている大学を指します。

一般的に留学に「適している」とされる
この教養学部・教養学には
様々な世間でのイメージがあります。

  • 広く浅く、色んなコトを勉強出来るよ!
  • 学部の垣根を超えて、自分の興味を探れるよ!
  • 実は、数多くの就職先が用意されているよ!

昨年6月にこの学部に専攻を変えた筆者が
今まさに身をもって体験してきている事ですが、
これらの噂は「半分ホント・半分ウソ」です。

今回の記事は、
実際にアメリカの大学にて
教養学部に専攻変更・そして専攻して
初めて分かった事例や現実も含めて
3つのメリット3つのデメリット
紹介させていただきます。

それでは、どうぞ。

 

 

メリット1.学部・学科に縛られず
まさに「好きなコト」を勉強出来る。

一言で表せば、教養学部は
学部がないことが学部」です。

つまり、理系や文系・専門分野といった
バリアや垣根を飛び越えて
勉強したい」ことは何でも勉強出来ます

これが、教養学部最大の特徴かつ特長です。

例えば筆者の場合で言うと、
ライター・マスコミに興味があったので
ジャーナリズムの授業を取ってみたり
人事課マネジメントなんて教科をやったり、
時にはスペイン語なんて事もやってみました。
まあ8割方興味本位なんだけど

1・2年次は一般教養、
そして3・4年次は専門科目で
履修の大半が埋め尽くされてしまう他学部では
こういった「遊び」は中々出来ません

そして、アメリカの大学生は一般的には
「3年次には特定の専攻に絞る」ことを
推薦され、大半は学部変更するのですが
別に教養学部のままで卒業する分には構いません。

もちろん、何かを勉強している際に
「これをもっと専門的にやりたい!」と思えば
その学部に専攻を変更すればよいのです。

 

メリット2.単位の移行に強い。

「何でも学べる」というその体質上、
他大学からの編入単位にもとても寛容です。

他の学部だとどうしても専門科目が多かったり
設備や研究内容の違いであったりで
編入単位が認められない…という事故も
少なからずありますが、教養学部ではそうはありません。

かくいう筆者自身が、
編入前の短大で履修していた授業の
内容・時間数共に100%移行に成功しています。
ハワイ⇒ミシシッピ。凄い移動だけどよくやったよね

また、他と比べると必修科目の数が少なく
またその枠組みに応用が効きやすいのも
教養学部の特長の一つなので、
大学編入の際はうまく活用しましょう。

 

メリット3.オンライン
受講出来るクラスが多い。

厳密に言えば、
オンライン受講可能なクラスが多い専攻」と
そうでない専攻」が存在するのですが、
教養学部はそれら両方を参照出来るがために
オンライン受講の恩恵をフルに受けられます。
例えば理科系は、ラボ研究が多いため少ない

例えばここUSMでは、
なんと100%オンライン
学士・修士号課程が履修出来るという
なんとも凄いことをやっています。
※取れる学科は数に限りがあります

まあ、留学生は
○○%のクラスはキャンパス内で取ってね
という規定があるのが普通なので
一筋縄ではいきませんが、
選択肢が増えるのはありがたいですよね。
これを破ると色々面倒なのでご留意を

ちなみに、オンラインクラス受講において
特に注意しておきたいのが、
テストの有無。

中間や学期末等、テストがある場合
テスト受験はキャンパスでしなければならない
クラスが通常なので、お見知りおきを。
オンラインならカンニングし放題だからね、仕方ないね

まあ、裏を返せば
ペーパーやワークのメール提出といった
テストを課さないクラスであれば
やろうと思えば帰国中とかでも履修可能です。
まさに今夏、筆者がやろうとしていること

 

デメリット1.言うほど、「浅く」はない

さて、ここからがデメリットの話。
そして冒頭で触れた「ウソ」についてです。

教養学部・リベラルアーツについて
広く浅く学ぶ」というイメージがありますが、
実態は「広く深く学ぶ」です。

というのも、教養学部の3・4年次には
300~400番台といった
いわゆる上級クラスも必須科目に入るので
いつまでも遊んではいられません。

つまり、「何でも学べる」のは事実ですが
自身がいざ勉強することについては
とことん突き詰めて励む必要があります。

これが、教養学部の実際の姿です。

まあ、いわゆるリベラルアーツの
歴史的根源を辿ってみると
何にでも広く精通した知識人を養成すること
この学部の目的なので、これは宿命。
古代ローマの教育システムに遡る

そのため、教養学部だからといって
簡単なクラスをいっぱい取ればいいんだろ!
という安直な考えで留学してしまうと、
ホントに大目玉を食らいます。気を付けましょう。

 

デメリット2.「アレもコレも」と
やり過ぎると卒業しづらくなる

これは、先ほどの話と繋がります。

教養学部の卒業に必要となる
一定数の上級クラスを履修する為には、
その科目の基礎クラス履修が必須となります。
いわゆる「Prerequisite」

その為、いざ3・4年次になって
「何か上級クラスを取らなきゃ!」となっても
予め基礎クラスの履修・準備をしておかないと
その分足踏みとなってしまいます。
余計な時間・遠回りになってしまう

ぶっちゃけの話をしてしまいますと、
筆者自身の留学生活が
「ハワイ2年」+「ミシシッピ3年」の
推定5年かかってしまうとみられる
原因の半分はコレです。
残りの半分は短大で心理学とかサボってたから

つまりは、
アレコレと手を出し過ぎた挙句
どれもしっかりとこなす・極める事が出来ず
卒業も延びるないし出来ない…という
事態が起こり得るのが、教養学部です。

そのため、教養学部専攻においては
自分の中で「この分野とこの分野だ!」という
いくつかの軸を決めておく必要があります。

1年次からいきなり決める必要はありませんが、
2・3年と進むにつれちゃんと計画しないと
筆者の様になります。気を付けましょう。
まあ筆者は最初からこの学部じゃなかったから(言い訳)

 

デメリット3.「では、何を学んだのか?
を自分で考える必要がある

教養学部、という言葉を聞いた時
で?つまり何を勉強したの?」と
お思いの方は多いのではないでしょうか。

これは、世界共通の教養学部の宿命です。

何かしらの専門職を目指す専攻なら
○○の研究に打ち込みました!」とか
○○の執筆に精力こめて取り組みました」とか
自然と言えるのですが、
教養学部ではこうはいきません。

その「頑張ってきたこと」を
自分の意志で決断・実行しなければならないのが
教養学部という学問です。

さっくり言うと、
「何でも学べる」という自由には
責任が伴います。

現に筆者自身、就職活動開始の折に
履歴書レジュメといった類のものの
作成にとりかかり始めているのですが、
いわゆるこの「自己PR」が一番困ります

つまりを言えば、
留学生活に対する意義や目標を
自分の意志でハッキリ作れる人」にとっては、
教養学部とは世界を大いに広げる手段です
少なくとも筆者のようなニートではない

 

おわりに

何でも学べる自由と責任がある
という他学科にない特徴を持つ
教養学部・リベラルアーツ。

海外留学をいざ志す時、
専攻の選択肢の一つとして考えておいて
決して損はないのではないでしょうか。

留学生活と目標」に関しては
以下の記事でも詳しく解説しています。

そこの若いの!『英語を使う仕事に就きたい』で海外留学するのはやめとけ!

『どうにかなるさ』ってなんとなく留学先の専攻を決めてる君!後からヤバいことになるぞ

 

ではでは、今回はこんなところで。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございます。
ご意見ご質問等あれば、「お問い合わせ」またはコメントまで。

スミカ(Rick)
⇒筆者のプロフィールはこちら⇐

 

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