オール5。

私は塾講師として、「成績は5以外取ったことがありません」という生徒は大歓迎するのではなく疑ってかかるようにしている。

もちろんこれは私があまのじゃくだからではない。

オール5ということは、「勉強の能力が公立レベルで頭打ちになる可能性」と「先生に媚びることがスタンダードになりすぎて自分から食らいつくことを知らない可能性」の2つが考えられるからだ。

【追伸】
一般的な中学生の心理の場合、

難関高校を目指して一部高校範囲の勉強と演習を繰り返していると、

下手したら中学校の先生よりも頭が良くなってしまう。

それでは学校の先生に敬意が払えなくなるのも当然だ。

こうやって授業態度が悪化する。

学校の先生も「コイツの方がオレより頭良いな」というのは一発で分かる。

もし分からないのならそれは抜かされていることにも気付かない野暮天だ。

こうやって評価も辛くなる。

結果的に、トップオブトップの生徒は成績がオール5でないことのほうが多い。

流石に3はないが、4がちょいちょいあったりする。

むしろその方が「この子は本物だな」と安心するぐらいだ。

こういう話を読んで、

「え!?オール4って十分優等生じゃないんですか」と思った人は

今回の人生では難関高校に縁がなかったということだから諦めよう。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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