「これだけ『クラスターが起こるぞ』って言われて実際に複数起きてるのに、なんで学習塾は対面授業を辞めないんですか?」
オンライン授業だとサボって勉強にならない子供が多いために対面授業の需要が根強いから、というのが答えだ。
わざわざ好きでもない勉強を、誘惑たっぷりのパソコンやタブレットを使って、しかも周りや環境の目・強制がない自分一人で続けられるかという話である。
【追伸】
どうして「オンライン授業」が塾業界には中々浸透しないのか。
「勉強ができないから学習塾に通う、という子が過半数」という仮定の元で話すと
そんな子が家で一人集中して勉強できるわけがないから、というのが理由だ。
「周りの視線とか環境とかどうでもいいからさっさと勉強させてくれ」
という発想ができるのは現時点である程度勉強ができる優等生である。
そういう生徒はオンライン授業との相性が良い。
誰に言われるまでもなく、
時間になったらちゃんと家でパソコンを開き
静かに画面の向こうに集中する・話を聴く・ノートを取るといったことが一人でできる。
「できない子」というのはこれが全くできない。
上の「優等生」の例を読んで、いったい何を言っているのかと理解に苦しむ。
何かしらの「監視」がなければ勉強できないのである。
誰かの目がないと勉強できないような習慣だから成績が…という話は今回は置いておこう。
そういうタイプの生徒が
「ここなら『勉強しよう』という気になるから」
といって選ぶのが学習塾という環境なのだ。
そしてそれが学習塾の存在意義の全てである。
もし全ての子が自分でやるべきことを調べて、自分でそれをこなして
完璧に自己管理ができるのなら学習塾なんぞこの世に必要ない。
実際にはそれが無理だからこそ、
これだけ学習塾というものが世に乱立しているのだ。
畢竟、対面授業はこれからもなくならない。
「いかになくすか」を考えるのではなく、
「対面は続けなからにしていかに感染対策するか」を考えるべきである。
【追伸の追伸】
その上で小さな声で囁いておこう。
授業中にマスクを外すのは論外として、
講師・生徒ともにウレタンマスクもどうかと思うよ。
不織布か、せめて布マスクを二重にしてつけよう。
特に授業中ずっと喋る講師がウレタンマスクなのは意味が分からない。
生徒のウレタンマスクも中々リスキーだと思うけど。
…筆者、透佳(スミカ)
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