今年度の新中学3年生は少なくとも英語に関しては大きなハンデを背負っている。
中1として(2020年度):コロナ直撃、7月〜夏休み頃までまともに学校に通えず。
中2として(2021年度):英語の学習指導要領大幅改定、ただでさえ追加要素が多い中2英語に受動態が追加&教科書の難易度激化。
【追伸】
このブログでも繰り返し述べてきていることだが、
英語は初歩・基礎の部分でミスるとそれから先はどれだけ頑張っても意味がないようにできている。
基礎部分がガタガタなのに、その上に立派な家を建てようとしてはいけない。
まとめて総崩れして、「え?英語ってなんだっけ」となってご臨終である。
現中3というのは、極めて重要である中1の4月〜6月の基礎英語が丸ごと抜け落ちている。
この期間は学習塾もまともな授業はできなかった。
(その時期に対面授業などしていた塾は私が知る限り存在しない)
学校が再開してからは、初歩が全然できていないのに
「遅れている分を取り戻さなきゃ」とハイペースで学校の授業が進んでしまう。
ただでさえ分からない上にさらに分からないものを積んでいくのだから、
当然のごとく例年以上に英語アレルギーの中学生を量産することになる。
そうこうやっているうちにあっという間に今年度受験生になってしまったのが現中3なのだ。
どんなゆとり世代よりも条件が悪いと思うのだが、いかがだろうか。
…筆者、透佳(スミカ)
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