合格実績をウリにする塾や予備校は多いが、それは高校や大学が安定して存在してくれているからそのおこぼれを頂いているだけだ。
もし学校がこの世になかったら、塾や予備校なんてそもそも存在することができない。
「学校関係者の方々が頑張ってくれているから我々も商売できる」ぐらいの謙虚さが塾講師や予備校講師にはあっていい。
【追伸】
もし一つの学校が募集停止したり閉校することになったら、
塾はその分一つの飯の種を失うわけだ。
特に高校受験の場合は
これまで高校受験でも生徒を募集していた中高一貫校が
高校からの募集を停止する動きが毎年のように起こる。
これはいわゆる補習型・学校の勉強についていけない子を助けるタイプの塾も同じで
そもそもその通っている学校がなくなってしまえば仕事が全てなくなる。
実際にはそんなことはほぼ起こり得ないから
今日もこうやってのうのうと学習塾をやっていられるわけだが、
今飯の種になってくれている高校に
「いつもありがとう」「おかげさまで」ぐらいの感情は持っていい。
その方が学校の先生の苦労が分かってそれが良い指導に繋がるのだ。
「学校の先生なんてゴミだ!」
みたいな主張をすると生徒はドン引きしてしまう。
曲がりなりにも自分自身がその学校に通っている以上、
学校の先生を責められると通っている自分まで責められている感覚に陥るからだ。
「学校の先生も色々と大変だよね」
と言ってあげると生徒は
「この人の言っていることは正しい」
「思いやりがある」と耳を傾けてくれる。
どう考えても後者の方が得ではないか。
…筆者、透佳(スミカ)
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