海外留学にはお金がつきものです。
どれだけ授業料の安い大学を選んだとしても、
現地までの渡航費・生活費・教材費・交通費がかさみます。
1冊数万円する教科書も珍しくありません。
英米圏の大学生には、
大学はわざわざ勉強したい人が、お金を貯めてわざわざ行くところだ
という価値観があります。
バイトや会社勤めでお金を貯めた上で自力で費用を賄う人もいます。
日本人留学生もそこまでやる、というのが理想ですが実際には厳しいでしょう。
その結果、ほぼ全ての留学生が「奨学金」という制度を使います。
例えば「1年あたりいくら」という額が、銀行口座に振り込まれてきます。
これは、紛れもない借金です。
このことを留学中、決して忘れないでください。
留学を終えて働き始めたその月から、毎月返済が始まります。
月あたりの返済額を抑えられる分、10年単位で完済することになるのが普通です。
返済できなかった場合は、最悪差し押さえや信用機関にまで発展するのも同じです。
「奨学金」という名前がついているだけで、借金と同じです。
借金という言葉がキツい人は、「教育ローン」と言い換えてもいいでしょう。
奨学金を使わずに親御さんに費用を出してもらうとしても、
あなたの海外留学は、必ず他の誰かに支えられて成立しています。
それがなければ、わざわざ海外に出て学ぶことはできません。
この感謝を忘れた瞬間、留学生としては終わりです。
…筆者、透佳(スミカ)
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