海外留学の宿題として出されるリーディングは、量もすごいです。
ですが、すごいのは量だけではありません。
難易度・質も高いのです。
当たり前ですが、海外留学で通う大学も立派な「高等教育機関」であり
何かしらの学術的研究を行っています。
そこで扱われる英語はアカデミック・イングリッシュ(Academic English)と呼ばれ
数々の専門用語・専門的表現を扱います。
日本人に人気のTOEICはビジネス英語(仕事上のやりとり)を扱うものであり、
学術英語とは根本的に使用用途が異なります。
どちらが難しいかといえば、圧倒的にアカデミックです。
TOEFLがTOEICよりも圧倒的に難しいのと同じです。
そんな海外留学のリーディングを、一回で読み切れると思ってはいけません。
1回読んだぐらいでは理解ができません。
それでいいのです。
特に予習としてのリーディングに言えることですが、
一回読んで全てを理解することは想定されていません。
予習+授業で一つの理解が完成する、というイメージです。
授業をより良いものにするために予習があります。
だからこそ、読む際には「リーディングメモ」を必ずつけましょう。
リーディング課題の片手にノートやルーズリーフを準備しておいて、
- 太字で書かれている語彙の意味
- 大まかな話の流れ・展開・筆者の意見
- 初めて見る英単語の意味
このあたりをメモとして残しておいて授業に臨みます。
細かいところは忘れてもいいです。
細かいことや難しいことは授業内で行うことです。
授業に入る際に、
「大体こういうことが書いてあるな」
「この太字の言葉はこういう意味だな」
とすぐに見て思い出せるようなものを作っておきましょう。
そのメモはノートの右端から1/3〜1/4程度のスペースを確保しておいて、
残りのスペースを授業の板書用に使うのが理想です。
…筆者、透佳(スミカ)
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