新年のご挨拶:2021年もよろしくお願い申し上げます、というエッセイ。

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どうも、ブログ『Ms. Grumble』筆者の透佳(スミカ)です。

「スミカ(Rick)」という名前から先日改名しています。

(カタカナ表記から漢字表記メインにした、というそれだけの話なのですが)

「スミカ」の方で慣れている人はそちらで呼んでいただいて構いません。

そして、明けましておめでとうございます。

昨年も、拙著のこんなブログにちょびちょびと訪れていただいてありがとうございます。

某バンドよろしく、「毎年微増」程度でゆっくり上り坂でやっていければと思います。

今年もよろしくお願い申し上げます。

 

さて、私はこのようなエッセイ(散文)方式の文章をあまり書きません。

普段毎日書いているものはあくまでも「ビジネス書的知恵袋」のような認識です。

理由は単純で、「つまらない人のつまらない日常をつまらない文体で書いても誰も読まないし需要もない」と、どうしても自分で自分にストップをかけてしまうんですね。

念の為、他の方に対しては私はあまりこういった感情を抱きません。

私は「面白い文章」の条件は以下3つの「いずれか一つ」だと思っています。

① 話の中身が面白い
② 伝え方が面白い
③ ①と②両方

私の身近にいる人もそうなのですが、私から見た世の中の文章には①が多いんですよね。

人生体験それ自体が面白いから、あとはそれをそのまま文に起こすだけで面白い。

私はこういった方々の書いた文章を読むことが好きですし、心から楽しんでいます。

それと同時に、こういった方々に対して毎日死ぬほど嫉妬しています。

死ぬほど羨ましいです。

他の人と話をさせていただく度に、「いいなあ、この人はこんな面白そうな人生で…」なんて思ってしまう訳です。

「隣の芝生は青い」と言ってしまえばそれまでかもしれませんが。

それを差し引いても、私は私自身のことを「退屈な人間」として認識しています。

 

「そんなことないですよ」と言ってくれる方がいるでしょうし、それはそれで大変ありがたいことです。

ですが、これに関しては苦い思い出がありまして。

最古参の方がいたら分かるでしょうが、それこそこのブログが『生きると決めた日々』なんて呼ばれていた頃、このブログも単なる日記・エッセイだったときがありました。

アーカイブ自体は残しているので、年末年始で時間のある人は「Archive」の2017年上半期あたりを遡ってみてください。

読んでみるとすぐに分かります。

全く、全く面白くない。

死ぬほどつまらない。

それがミシシッピで留学生として書かれているということを除けば「で、これなんなの?」という文章の連続です。

それでいて、自分を有名人かなにかのように勘違いしている。

立派な黒歴史です。

サイレントで消さない自分を褒めてあげたいくらいです(笑)。

見たら消したくなるので、私はもう見ないと決めています(笑)。

これだけは断言してもいいですが、ミシシッピに留学する程度のことは誰でもできます。

ちょっと英語ができて、あとはちょっとした目標と勇気があれば、それだけです。

(金銭面は一旦考えないとして)

当時の私は、「ミシシッピに留学しているという状態で日常雑多ブログを書けばそれだけでレア・人気者になれる」と勘違いをしていました。

周りが勝手にちやほやしてくれて、ファンも勝手にどんどんついて…という妄想でした。

若気の至りだと思って聞き流していただければと思います。

そして案の定、これが大幅に外れました。

一日10〜20PV、そのうち半分は自分なんてこともザラにありました。

 

それで「人に求められる文章を!人に読まれたい!」という考えの元死ぬ気で編み出したのが、このブログで2017年に行ったインタビュー企画『OneListenOneSoul』でした。

このインタビュー企画が頓挫した理由について、これまで一切書いてきませんでしたがそろそろ時効でしょうからここで告白します。

インタビュー巡業中に、強烈な鬱症状に襲われました。

それでもインタビューのアポはありますから、なんとかゲストの元には向かう。

それでインタビューをして、死ぬ気でテープ起こしして、「これは面白いな」と自分で納得できる文章に仕上げる。

それでも全く読まれない。

巡業資金を集める目的で始めたクラウドファンディングも、目標達成率2%・支援者1人という大爆死。

お金は人の本音ですから、「あ、やっぱ人ってこんなもんなんやな」と痛感したのもその頃でした。

自分の書いた文章が読まれないというのは、こういった類の物書きにとっては一番の屈辱です。

あの企画が多くの方に認識されて成功していたら私の人生はまた少し異なった方向に進んでいたかもしれませんが、まあ実際には大失敗したわけです。

そのうち、テープ起こしをするのが嫌になる。

パソコンを開くのも面倒になる。

しまいには、ベッドから起き上がって何かをするのに嫌気が指してくる。

こうやって書くと、典型的な鬱症状ですね。

そのままその年の秋学期に突入しましたが、まあよくも授業通える状態だったと思います。

何食わぬ顔で一定の成績を確保した自分を褒めてやりたいです。

当時はスマホを見るのも嫌で、SNSはもちろん心配してくれていた親の連絡も全無視していました。

出なかったというよりは、出れなかったんですね。

そんな気力がなかった。

当時は、視界も色彩が気持ちくすんで見えていました。

大学のフットボールスタジアムが寮部屋のすぐ隣にいるのに、体が動かない。

あんなのはもう二度とごめんです。

ちなみに当時のインタビュー録音音声は全て残してありますが、あの頃の思い出が蘇ってくるため当分開くつもりはありません。

取材にご協力いただいた方含め、ご心配かけていた方々にはこの場を借りてお詫びさせていただければ。

 

話が長くなってしまいました。

こういう訳で、私はあまりエッセイを書かないという話ですね。

ですが先日、私の大切な人が人生初のエッセイを書き始めてくれました。

本人がびっくりしてしまうでしょうからここで紹介することは避けますが、私も毎日読んでいます。

面白い。

改めて魅力的な人だなあと思うのと同時に、私も久々にこういった文章を書いてみたくなりました。

物書きである以上当たり前ですが、書くのが好きです。

その気持ちのまま、キーボードに向かってみることにしました。

それにしては話がずいぶんと暗いですが(笑)、私もこれから気が向いた程度に書いてもいいかな…と。

(とはいえ、これも反応がなかったら(以下略)

 

さて、2020年は書くまでもなく大変な年でした。

私自身のことに関して言えば、転職をしました。

正直に告白しますが、私の人生の中でいずれ転職はするだろうとは思っていました。

しかし、それがこんなにも早くなるとは思っていなかった。

その理由が実質レイオフ(戻れるとは言ってない)だったので致し方ないのですが…。

これ以上書くと前の職場の方から「そんなつもりはなかった」なんて言われてしまいそうですが、もう一言だけ書きましょう。

人の人生をなんだと思っているんだ。

出勤ができない、仕事ももちろんできない、その間キャリアに穴が空いた状態で、給料(補償)も中々入ってこない(これは後々入ってきましたが)。

家族には相当な迷惑をかけました。

バイトも始めましたが、もちろんそのくらいで生活費が工面できるわけもない。

よく家族から殺されなかったなというレベルです。

ちなみにそんな状態でなんとか出版にこぎつけたのが、プロフィールにも載せている英会話学習本という訳です(笑)。

 

こんな状況でしたので、転職活動も相当苦労しました。

今だから書きますが、50社以上落ちました。

ブログの下書きの一つに『社会人2年目の第二新卒がコロナ禍転職に挑んだら50社落ちた話』というタイトルのものがあるのですが、ちょっと色んな意味で危険なので今はお蔵入りです(笑)。

(連絡先を知っているレベルの方でしたら、いくらでもお話しますが)

このブログの読者の方は分かるでしょうが、サラリーマンとしてはこんなに扱いにくい人間もいません。

なにかあったらすぐブログに書く人間です(もちろん守秘義務等は遵守していますが)。

とはいえ、ここまで落ち続けるのは全くの想定外でした。

英会話スクール出身なので、他の英会話スクールや英語学校・学習塾などを巡っていました。

その上で連戦連敗でした。

私からサラリーマンとしては危険な臭いを感じたのでしょう。

極めて正解です(笑)。

その後、某オーディオブックで『独立しても成功しやすい人は内定ももらいやすい』なんて聞いた時は泣きっ面に蜂でした。

 

さて、最後に今年・2021年の話をしましょうか。

未来の話は全く分かりません。

例えばオリンピックのことを考えたり、毎日ニュースを見て血圧を上げたりしている余裕は私には全くありません。

まず、英語講師として目の前の仕事をこなすこと。

ライターとしては、このブログの『最高の留学のつくり方』の連載を終わらせることです。

サイレントで始めた連載『最高の留学のつくり方』ですが、これは降ってきました。

説明し難いのですが、突然「この文章は今仕上げなければならない」という啓示を受けたようです。

8チャプター・計64項目と、まさにビジネス書のような仕様とテンションで書いています。

一切の出し惜しみはしていません。

最後に宣伝という形にしつつ(笑)、今回はこんなものにしておこうかと思います。

 

今年も、毎日一つずつ、歩いて行きましょう。

 

…ブログ『Ms. Grumble』筆者、透佳(スミカ)

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