オーストリア・ウィーン出身の哲学者ウィトゲンシュタインは、自殺願望の強い血筋の中で64歳でがんで亡くなるまで天寿を全うした。
最前線での戦争体験から生き残ったことそれ自体も確かに一因だが、そこから「自分の力ではどうしようもない世界があることを認め、またそれを尊ぶ」という境地に至ったのが大きい。
「神秘とは、世界がいかにあるかではなく、世界があるというそのことである」という言葉を彼は遺している。
【追伸】
「事実というものは存在しない。存在するのは解釈のみである(There’re no facts, only interpretation.)」に通じるものがある。
【追伸の追伸】
悪い出来事があるのではなく、あなたが「悪い出来事」と解釈して初めてそうなるのであり、逆も然り。
…筆者、スミカ(Rick)
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