「ケアレスミスを防ぐために、テストを提出する前によく見直しをしろ!」とよく言われるがこれはちと言葉足らずだ。
見直しというのは数学の検算と同じで、なぜ合っているかを考える・もう一度やっても同じ結果になるかを確かめるために行うものだ。
これを意識して行うか、ただ単に最後にもう一度紙をまじまじと見つめるかでは効果がまるで違う。
【追伸】
塾講師として気付かされたのは、
「見直しをしろ!」というと
今書かれている答えをまじまじと見つめて終了する生徒が少なくない
ということだ。
文字の綺麗さや誤字・脱字を見るのなら別にそれでいい。
だが、見直しをする第一の目的は
そもそも最初に書いた答えが間違っていないかどうかの確認だ。
ここが甘い生徒が想像以上に多い。
自分が最初に書いたものは基本正しい、
と信じて疑わないタイプの生徒も存在する。
ここで意識するべきは、
見直しというのは、つまりもう一度ゼロから解くということである
という本質を抑えることだ。
ここさえちゃんとやれば見直しとしては問題ないし、
防げるミス(いわゆるケアレスミス)をしっかり防ぐことができる。
全ての選択肢をもう一度検討してみる。
他の単語を入れてみる。
別の順番で並び替えてみる。
その上で、
「やっぱりどう考えてもこれで合ってるな」
というのが見直しという作業だ。
これは勉強のみならず、
他の全てにおいて役立つ技術の一つである。
…筆者、透佳(スミカ)
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