満点を狙わない。

この言葉は半分合っていて半分間違っている。

「満点ではなく、合格最低点を目指すべき」というのが正しい。

「満点を目指すぐらいでないと、合格最低点すら届かない」というのも正しい。

【追伸】
「あれ?矛盾していませんか?」

しているよ。

矛盾しているけどその中で最適解を見出すのが勉強だよ。

「矛盾しています!」とふんぞり変えって動かないのは自称優等生だけでいい。

それはそれとしてさっさと黙って行動してみれば分かることだ。

一つの模範解答として、教える側としては前者が正解で教わる側は後者が正解だ。

「全問正解しろ」というのは指導ではない。

いじめである。

だからこそ「取るべき問題を確実に取ろう」という指導に至るのだ。

だが教わる側がそれではいけない。

「いけない」というとちょっと変に感じるかもしれないが、

人は自分で定めた上限が得点力のマックスになるようにできている。

80点が目標の人はマックスで80点。

60点が目標の人はマックスで60点。

毎回それで絶対合格最低点が取れれば良いが、入試に「絶対」はない。

だからこそほんの少し上乗せしておくのだ。

80点を目指すなら85点。

60点を目指すなら65点。

「インフルエンザで39度の熱が出ている状態でも65点はとれます」

という状態の人が本番に臨んで初めて60点が取れるのだ。

畢竟、絶好調の時ではなく、絶不調の時がその人の実力であり上げるべき所でもある。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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