長文読解問題の解説は塾講師の腕の見せ所であり、かつ講師ごとの違いが顕著に現れる分野である。
「まずは本文」「いいや問題文から」「全文読む」「かいつまんで読む」「全訳する」「大意を捉えればいい」…等々解説・フォローの仕方が各個人ごとにバラバラだからだ。
一つ言えるのは、「オレはこうだった」というのを一旦よそに置いておける人は優秀であるということだ。
【追伸】
一つ私の意見を提示しておくと、
「大意を掴む」「程よく飛ばしながら読む」というのは
まずはきちんと全文読めるようになったその上で初めてできるようになる可能性がある。
一文一文がちんぷんかんぷんなのに、
「全体としてはこういう文章だな」と捉えられることはない。
だからこそまずは全文読んで全訳するぐらいの気持ちで読み進める、
「ここは対して重要じゃないな」「ここはしっかり読まないとな」
ということこそ読まないと分からない…と私は思うのだが
どうも時流はそうでもない講師が多いらしい。
あくまでも「問題を読むために最低限読み取るべき部分のみを読み取るべきだ」という教え方が多い。
私は本文を楽しんでしまうタイプだからあまり多数派の指導には向かない。
(こういう生徒もいるからそういうタイプには刺さるけど)
まあ各人ごとに最適な方法を教え分けできるのが最強なのは揺るがないが。
…筆者、透佳(スミカ)
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