「講師が育つ」学習塾は、本物。

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学習塾は全て人手不足であり、その中でも「即戦力」の講師を争奪戦の末獲得して使い倒そうという発想が強い(だから常に人手不足なのだが)。

だが長期的に継続する学習塾は必ず、所属する講師を自前で「戦力」に育てる。

逆に「いい先生はどんどん辞めてくのに、下手くそなヤツに限って居座るよね」という塾は相当危ない。

【追伸】
ある意味全ての業種・業界がそうだと思うけど、

教育業界はとりわけ「使い捨て」の発想が強い。

「まあ1年続けてくれればいいよね」という確信犯でシフトを組んでしまうか、

そうしないと回らないようなシフトしか組むことができない。

(前者はともかく、後者は経営的におかしいから潰れた方がいい)

「何年スパンでこの人には育ってもらおう」と考える余裕が一切ない。

とりあえず今年度どうするかを考えることで精一杯なのが普通だ。

だからこそ私は言いたい。

目先のシフトよりも、講師一人一人のことを考えた方が

長い目で見ればより魅力的な講師に来てもらえますよ、と。

しかもそれなら

「この塾なら過度な無理なく成長できる」

ということで定着率も高くなる。

「そんな綺麗事を言っている余裕なんてない」だって?

だから人が来ないんだよ。

そんな状態に好き好んで飛び込みたい人などいない。

【追伸の追伸】
なんで忙しいか、を究極突き詰めると

抱えている講師の数に比べて生徒数が多すぎる

というのが原因であることが非常に多い。

早い話、生徒をガンガン呼ぶだけ呼んで

実際の対応は現場によろしくね、と丸投げしてきた結果の集大成である。

処理しきれない量の仕事を卑しく安請け合いしてしまっているのだから

これを無責任にも経営と呼んではいけない。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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