「留学開始のタイミングで、一定の英語力がないと苦労する」という話はすでにしました。
英語力の一番分かりやすい指標が、単語力です。
単語を見た・聞いたときに、一瞬で意味が分かるのが単語力です。
書こう・話そうと思ったときに、一瞬で出せるのが単語力です。
「調べれば分かる」というのは単語力ではありません。
日本の学校英語レベルなら、それでどうにかなります。
ですが、海外留学(つまり海外の大学レベル)になると語彙の量・質がドカンと増えます。
それを一つ一つ調べているようではとても時間が足りないのです。
もちろん、注釈なんてものもついていません。
電子辞書片手にリーディング課題の一つとにらめっこしているだけで1日が終わってしまいます。
海外留学ではそんな課題が1日あたり複数出されるのです。
もちろん、大学レベルの英単語を100%留学前に覚えるのは無理です。
ですが、その内70%〜80%を基礎として固めておけば、あとは現地でうまく対応することができます。
そのための教材になるのが、『TOEFLテスト英単語3800』という単語帳です。
海外留学で留学生がほぼ確実に受験が求められるTOEFLというテストの対策用のものです。
目標は、3800語全て制覇することです。
ここで妥協した分が、現地に行ってから自分にツケとして返ってくるようになっています。
正直に言いますが、私はこの本の全4ランク中2ランクまでしか勉強しませんでした。
ですが、現地に渡るとランク3・4レベルの英単語が毎日ポンポン登場するのです。
留学1年目はこの本と電子辞書につきっきりの状態でした。
その度に「1冊全て終わらせておくんだった」と後悔の連続でした。
留学前にこの本を制覇できる力があれば、現地でも大抵のことには対応できます。
…筆者、透佳(スミカ)
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