新型コロナの影響により、当然海外留学も大きな影響を受けました。
言い方を変えれば、これまでゆっくりチンタラ変化していたことを「一気に」「180度」変化させたということでもあります。
その際たるものが、オンライン授業です。
世界中の大学が、授業をオンラインで行うことを余儀なくされました。
その結果、一つ発見があったのです。
わざわざ一つの教室に大人数で集まらなくても、オンラインで十分授業できる
という事実です。
教科書や資料を読んだり探したりするのはもちろんのこと、
講義も、ディスカッションも、プレゼンテーションも、論文も、教授や生徒とのやりとりも、
やろうと思えば全てオンラインでどうにかなってしまうということが分かったのです。
つまり、授業目的でわざわざ海外に渡航する必要がなくなります。
これは、近い将来コロナ渦が過ぎ去ったあとも変わらないでしょう。
一度ラクな方法を見つけたら、ずっとそれを使い続けるのが人間です。
わざわざ海外に行かなくても海外の勉強ができるのなら、それが一番だからです。
では、なぜわざわざ現地にまで行くのか。
それは、授業「以外」の体験に価値を見出しているからに他なりません。
現地で生活する中で、ネットや本だけでは分からない「生の感覚」を肌で体感するのか。
現地の会社や施設などでインターンとして実際に働く体験なのか。
はたまたボランティアとして、地域のイベントを通して地元住民と交流する体験なのか。
これらは全て、実際に行かなければ絶対にできません。
「画面越し」のやりとりはできますが、リアルのやり取りは現地に行かなければ不可能です。
これからもっと、世の中はデジタル化が進んでいきます。
だからこそ、こういったアナログに希少価値が生まれるのです。
留学生として、勉強はやって当然です。
そして、教科書の勉強は全てオンラインでできるようになります。
その上で、学んだことを活かす・実践する・検証するといった「生の体験」が海外留学で学ぶことの全てになります。
このことを意識して、留学でやりたいことを決めましょう。
…筆者、透佳(スミカ)
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