Listening:「アクセントも抑揚もない人」対策を万全に。

最高の留学のつくり方

日本語でも一部そうですが、とりわけ英語には

文章の中で特に伝えたいことを強く・ゆっくりめに発声し、それ以外は小さく流す

という特徴があります。

これが抑揚(イントネーション)という概念です。

これは単語ごとの抑揚ともいえるアクセントよりも強力なものです。

「小さく流す」部分では、アクセントを特につけずにサッーと話すことが多いからです。

なので、「ネイティブの言っていることが一言一句聴き取れない…」となっても大丈夫です。

要点さえ聴き取れていれば何の心配も要りません。

ですが問題は、このイントネーション一切なしで高速で話してくるネイティブの存在です。

日本人の中にも稀にこういった方がいるでしょう。

それを第二言語である英語でやられるわけですから、正直たまったものではありません。

リスニング教材で習った「キレイな英語」に慣れきっていると、全く対応できません。

例えばホノルルやボストンなど、「観光客慣れ」している地域ではほぼこんなことはありません。

ですが海外留学では、「英語を第二言語として使う人」とのやりとりに慣れていない・経験がない人と話す機会が多くなります。

アメリカの場合は、国内でビジネスや旅行・レジャーが一通り間に合ってしまうため「アメリカから出たことがない」という人も一定数存在します。

そういった方は、相手がたとえ留学生であろうとも容赦がありません。

私はアメリカ留学の後半をミシシッピで過ごしました。

今だから正直に言いますが、卒業間際になっても「この人何を言ってるか全然分かんない」となったことが複数あります。

そんな時、対処のコツとして覚えておくことは一つです。

合法的に会話を止めることです。

止めないと、延々とそのままのペースで持っていかれます。

止めるための方法は前の項でも一部紹介しました。

  • 「つまり、〜ということですね?」と相手の発言内容を要約する
  • 「状況ごと」に交わされやすいフレーズや話題を予習・キッチリ仕込んでおく
  • こういった事態に備えて、「一般人」が登場するものをリスニング教材にしておく

これらは海外留学のリスニングでつまずいた際の最終手段になります。

つまるところ、リスニングも事前の準備で全てが決まります。

 

…筆者、透佳(スミカ)

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