このタイトルを見て、
「え、そんなこと当たり前でしょ」と思える方は極めて正常です。
ですが、私自身も一次情報で複数名確認してきていますが
最初の渡航時点でどうもこれが当たり前ではない学生が多いのです。
当たり前ですが、海外留学は親元を離れて行うものです。
ほとんどの場合は学生寮、またはホームステイをすることになります。
アパートを借りて同級生と共同生活を送ることもあります。
基本的に、自分のことは自分ですることになります。
主に挙げられるのは、
- 炊事(学生寮の場合は不要)
- 衣服の洗濯・物干し・後片付け
- 部屋の掃除・ゴミ出し
- 家具の調達(学生寮は備え付けの場合も多いが本当に最低限しかない為、追加で欲しい場合は自前)
このあたりでしょうか。
「これら全て、今までは全部親にやってもらっていた」という日本人留学生が少なくありません。
それが海外留学で突然、独り身で放り出されて
例えば「どうやって洗濯すればいいのか分からない」と言い出すわけです。
ある程度でも自前でやってきた人からすれば信じられない現象です。
正直に言って、海外留学を決心する時点で貧乏な家は滅多にありません。
一定以上の経済レベルで育ってきた上で留学を決意する学生が普通です。
その結果、こういった類の「身の回りのことができない留学生」が生まれてしまいます。
「でも、身の回りのことができなくても留学はちゃんとできますよ」という声が聞こえてきそうです。
自分の身の回りのことが自分でできない学生は、依存心が強くなります。
その結果思考力と行動力がどんどん落ちていくので、留学生活全体に悪影響を及ぼします。
生活上・身の回りのことだけを言っているのではありません。
学業でも他人に対しての「甘え」が出てくるようになります。
「少し締め切り超えちゃったけど、まあいいじゃん許してよ」
「ちょっと赤点取っちゃったけど、まあ勘弁してよ」
この類の言葉が口から出てくる学生は、私の知る限り見事に「身の回りのことをしない人間」でした。
早い話、お子様なのです。
人に頼りすぎずに、自分の力だけでも対処していく力を身につけるのが海外留学の一目的です。
その一環として、「誰かがやってくれる」という考え方からはここで卒業しましょう。
…筆者、透佳(スミカ)
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