【難関】行きはよいよい帰りは怖い!?アメリカ大学留学における「70%の壁」

英語ワンポイントレッスン

 

どうも、こんにちはスミカ(Rick)です。
2018年2月15日、加筆修正しました

さて、今回の記事では
アメリカ大学留学を志す際に
皆さんが最も不安になるであろう
成績に関する話をさせていただきます。

 

よく日本の大学で言われるのが、
「入るのは難しいけど出るのは簡単」という
入試が一番キツイ理論(今考えた)ですよね?

もちろん卒業間際には
論文や研究などに打ち込む生徒が大半ですが、
入学時の受験戦争と比べると
在学中は基本的にゆったりしたものになると思います。

それがアメリカの大学になると、全くの逆になります。

難問大学・名門大学は別ですが、
特に田舎で留学生を欲しているような学校だと
それなりの成績と書類関係がしっかりしていれば
あっさりと入ることが出来ます。

ましてや、英語の語学留学となると
留学エージェントの業者等を経由すれば
あっという間に入学までこぎつけられてしまいます。
「より多くの生徒を入学させて実績にしたい」という方針だから

ですが、語学留学はともかくとして
アメリカの大学からの卒業は非常に難しいです。
例えネイティブの学生でも、
50%以下の卒業率を示す大学もあります。
つまり、2人に1人は途中で辞めるってことですよね。
興味がある方はCollege Navigatorなどで調べてみよう

 

まさに、
「行き(入学)はよいよい・帰り(卒業)は怖い」

さて、特に留学生にとっては
そんな難しい卒業を達成するために
必ず意識しておかねばならないコトがあります。

それが、

アメリカ大学卒業を阻む「70%の壁」

今回は、この「」についてまとめてみます。

 

 

「70%の壁」とは?

「70%の壁」、というのは
卒業するために維持せねばならない
成績に関する話となります。

日本の大学でも採用されている
成績を測る数字・GPA
普通は4.0がマックスであるあの数字です。

皆さんも大学での記憶があれば、
「3.0」や「2.5」などといった数字を
多く目にしてきたことと思います。

アメリカの大学には、日本とは異なった
より厳しい一つの成績基準が存在します。

アメリカの大学を無事に卒業するためには、
最低でも2.0以上を維持する必要があります。

「2.0」とは、どの位の数字か。

これが、クラスの評定で言うところの「70%」です。

 

「70%の壁」を越えられないとどうなるの?

平均成績(GPA)でこの7割を下回ってしまうと、
まず大学の教務課から警告を受けます。
保護観察処分、といった感じ

その次の学期で持ち直せば大丈夫なのですが、
もしGPA2.0を下回る学期が2つ続いてしまう
その時点で原則退学となってしまいます。

大学に在学し続ける、そして卒業するためには
70%以上の成績をキープしなければならない。
これが、アメリカ大学留学における
「70%の壁」です。

そして、「海外からの留学生」としての
奨学金を受け取りたいとなると
最低限の目安がGPA3.0となります。
例えば、筆者のいるUSMはここが最低基準

つまり、平均評定がB以上(80%~)です。

ここに、アメリカの大学の一つの特徴である
入るのは簡単だが、出るのは難しい」が
ハッキリと表れていますね。

 

では、その「70%の壁」を越えるには?


※もうちょっと丁寧に解説します

日本人の多い地域や言語学校などの
「困ったときは日本語で助けてくれる」様な所は例外で、
基本的にアメリカの大学は
成績をとるのが段違いに難しいです。

授業速度は日本の比ではないですし、
大きなテストの時期の間隔も短く、
なによりも留学生は言語の壁を越えなくてはなりません。

そのために、まず根幹となるのが
授業前の準備を欠かさないことにあります。

アメリカの大学の授業では、基本的に
「ここからここまで読んできてね」という
いわばプレリーディングを宿題として、
それを行った前提で授業を進めます。
授業の進行が早いのは、それが理由です。

そのため、アメリカの大学生は基本的に
これらプレリーディングを
予習の一つとして済ませてきます。
つまり、英語が第二言語である留学生
これをやらない、という手はありません

なので授業を休まないのはもちろんのこと、
万全の準備(プレリーディング)を通して
授業のおおまかな流れをつかめるように
シミュレーションをしておく。

予めこうしておくことで、
授業の理解がしやすくなるだけでなく
より良い質問が考えやすくなります。
教授とのコミュニケーションは大学留学のキホンです

海外留学における予習については、
以下の記事にてより詳しく解説しています。

海外留学とリーディング。授業前に『予め読む』プレリード・スキミングの心得

準備こそ全て。留学生が生き残る為のアメリカ大学・予習の心得10条

 

まとめ

  1. 平均成績を70%以上とっていないと
    アメリカの大学は卒業できない
  2. 「70%の壁」を越えられないと
    イエローカードレッドカードがもらえるぞ!
  3. 授業を受ける前の準備が大事
    プレリーディング」が壁を越える第一歩!

 

ではでは、今回はこんな所で。
ここまでお読みいただき、誠にありがとうございました。
ご意見ご質問等あれば、「お問い合わせ」またはコメントまで。

スミカ(Rick)
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